バタフライ:体幹の位置に注意する

今日のバタフライのレッスンは体幹を高い位置に保つ、でした。

今まではリカバリーから入水にかけて、反り腰になりお腹と胸が水底方向に突き出てズドーンと前のめりで沈んでいき、それに引っ張られて下半身もズブズブと沈んでいっていました。

それを下半身がつられて沈まないようにするレッスンです。

入水のタイミングであえてお尻をあげるようにし、その反動で第一キックを入れる、という動きのドリルをしました。

わたしの場合、お尻をあげようとすると、お腹の力が抜け、反り腰のまま、さらにお尻をそって突き出す結果となってしまいました。

私の場合は、平泳ぎの前傾姿勢を保つ時と同じような腹筋の使い方をずーっと維持しつつ、入水のタイミングで肩甲骨を開く方向で、少し猫背になり体の中心部分全体をキュッと上空に突き出すような意識でいた方が、目指す姿勢には近いのかなあと思いました。

 

水泳に馴染んでいる講師の方や男性は、割と普段からナチュラルに猫背気味の姿勢、肩甲骨を開いた姿勢ができているので、あとはお尻をあげるだけ、で済むのかもしれませんが、私の場合、以前ダンスをしていて、どちらかといえば猫背の反対、肩甲骨を寄せて胸を開くのが基本の姿勢で、さらには長年のハイヒール生活で、反り腰出っ尻、お腹の力が抜けて胸とお腹が前方に突き出された姿勢、というのが普段の姿勢なので、まずはここをなおすところから始めないとダメそうです。

講師の方とはそのあたりの「基本の姿勢」がかなり異なるので、講師の方のアドバイスを自分が実現するためには、その前提として、2、3ステップ別の課題をクリアする必要があるなというのが最近わかったこと。そこをうまく自分で探っていけるかどうかが上達のキモになりそうです。

 

今回は、そういう訳で、講師の方の指示はお尻を落とさないように、だったところを、私は上半身を上に引き上げる、という解釈で頑張ったのですが、そうしたら今度はそれを意識しすぎて上半身全体がガチガチになり、結果前方にのめり込む勢いを殺していると言われてしまいました…。

…先は長そうです。

でも、遠回りにはなるかもしれないけど、お腹の力が抜けないようにすること、肩甲骨を開き若干猫背の姿勢が保てるようになること、は他の種目でも役立つことだと思うので、これが体に馴染むまでは多少ぎこちなくても頑張ろうかな。