平泳ぎ:重心を前に保ったままキックする。足裏の感覚についても。

今日は平泳ぎのキックの練習をしました。

 

今日のポイントは2つ。

お腹を引っ込めたまま引き寄せ、重心が前のめりのままキックするということ。肩が天井を向かないよう、肩から前方に乗り込む姿勢をまず作った上で、その姿勢を崩さないでキックできるようにするということ。

ガチガチに固めると硬くなりすぎちゃうのですが、ちょっとお腹の力を抜いた瞬間反り腰になったり、あるいは起き上がり小法師が起き上がるかのように重心がお尻の方にコロンと傾き体がたってしまったり。蹴るぞ、という力みを反りに変えないのは案外難しいです。

 

もう1つのポイントが、足裏全体でうまく蹴るということ。

早く足首をだらんと伸ばしてしまうと、最後まで蹴りきれなくなるので、足裏で最後まで水を押し切る練習です。

私は最初、足裏を硬い1枚の板のように固定し、足裏をぎゅっとひざ下の前の筋肉で手前に引き寄せ、そのまま足首をガチガチに固めて、板を後方にグッと押すイメージで蹴っていたのですが、そうすると逆に水が逃げて行ってしまいます。しかも私は足首がちょっと硬いので、足裏の面が若干斜め上になっちゃっていました。

そこで、以前の、腰の延長に膝、そこより外側に足首、という姿勢を諦め、ひきつけたときに足裏が後方を向きやすい、若干膝を広げ、その分若干足首の位置を体の中央寄りにする、ちょっとガニ股に近い姿勢に変更。

足を90度に広げて軽くしゃがんでまた体を伸びあげ、足を閉じた時の姿勢にし、さらにそこからスナップが聞いて背伸びした時のような動きの感じで蹴ろうかなと思ったんです。

で、さらにそこから膝の内側あたりに力を入れる代わりに、他はある程度緩める、ただし足首をすぐに返してごまかさないようにする、という感じに意識を変えてみました。

そうしたら、力を抜いているのに、足裏がしなって、かかとから土踏まず外側を経由し、小指へ、と順に水が引っかかるようになりました。

水が引っかかる、スナップをきかせる、しなるってこういうことか!という感じ。

いつもより全然軽い力で無理に蹴り込むこともなくスーッと進むので気持ちよかったです。

平泳ぎのキックはちょっとサボるとすぐに感覚がわからなくなるので、これが維持できれば良いのですが。